ソウル大学にてセミナーに参加
8月11日(火)から14日(金)の日程でソウル大学にて「第3回東アジア若手歴史家セミナー」に参加いたしました。このセミナーは、日本・中国・韓国の若手歴史家による研究発表セミナーで、今回は「家族・宗族・女性」・「東アジアの西洋知識体系受容」・「1945年:記憶と実態」という3つのテーマで報告と討論がなされました。私は、「家族・宗族・女性」のセクションで、「近代東アジアにおける一夫一婦容妾制成立過程の検討」と題して報告いたしました。会場より、活発な議論をして頂き、東アジアにおける「家」の問題について興味深い示唆を得ることができました。また、隣国の研究者たちとの交流の場も貴重な経験となりました。セミナーの場は勿論、夜の宴会やエクスカーション(漢江のナイトクルージング)等を通じて、積極的な交流を図ることができました。非常に中身の濃いセミナーだったと感じております。これもセミナーに参加された先生方、事務方でおもてなし精神を発揮して頂いたソウル大学のスタッフの方々、そして専門用語が飛び交う中であったにもかかわらず的確な通訳をされた通訳者の方々、等の尽力の賜物であったと痛感しております。この場をお借りして心より御礼申し上げます。今回の経験を今後の研究生活に活かして参りたいと思います。